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REPORT 9.

ぷちツーリング …篭坊温泉…

(全4ページ:その4)

10/24(日)
 目が覚めたら、ああ、もう今日だ。帰らないとならない日……。

目が覚めて、
そのまま、
蒲団の中から撮影。
いい天気のようです。

朝風呂浴びて……。

あーあ、ほんとに
いい天気だよ。
あ〜あ……。

これを食ったら、
帰らなきゃならない。
なんだか淋しいな。


フロントの奥さん ご主人



お世話になりました。

く〜! なごり惜しいけど、さよならです。
どうもありがとう、お世話になりましたーー! またね〜!

 8:40 0.0km 渓山荘スタート!

 さあ行こう。気合いを入れ直せ!


二日目のルート

 さて、今日はもう、最短距離を突っ走るのみです。地図上で 34.7kmです。昨日と比べたら大したこと無いし、この距離ですから、バッテリー2個で余裕で持ちます。ですので、いつもの通りフルモードで走る予定です。
 まずは、バッテリーはおニューの方から使います。はたして新品は、フルモード走行で、どれだけ行けるか、確認でもしてみましょう。


ここは図の中央やや上。峠。点線の所。

いきなりくたばってます。

 8:55 2.8km 最初の峠

 いきなり急坂。あっという間に右膝の痛みがぶり返してしまいました。一応最後まで登りましたが、ご覧の通りへろへろです。右膝が痛い痛い。
 ただ、ここからは自宅までほとんど下りです。特に上図のAの位置からは、約 40km/h前後のスピードで快適に下れました。ほんと、エンジンカットスイッチ大活躍でした。作ってほんまによかったです。

※ ※ ※ ※ ※


途中の光景。干し柿。

※ ※ ※ ※ ※


峠の上

 9:40 12.6km 二つめの峠

 この峠が一番キツかった。最後まで登れず、とうとう歩いてしまいました。なにはともあれ、もう宝塚だよ! 出発から1時間。くーっ、速いなあ。もっとゆっくり行こうよ……。
 しかしなあ、なんで自宅への帰り道って、こんなに切ないんだろうね。

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5
6

※ ※ ※ ※ ※


ヤーーーッ!

 くそー! いい天気だゼちくしょーっ!

※ ※ ※ ※ ※


この土産物屋手前で、

バッテリー交換となりました。

 10:30 23.2km 土産物屋てまえ

 いつものバッテリーが約 21kmだから、おニューは新しい分、ちょっだけ性能がいいのかもしれませんね。
 ……いや、違うか。おおむね下り坂だったから、伸びたんだろうな。と、言うことは、新旧、変わりはそんなにないということだな。

 旅もそろそろお終いです。
 ついに、いつも走っている山に着いてしまいました。
 頂上付近で小規模な土砂崩れ。先の台風 23号の仕業でしょう。あらためて、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 この、いつものコースでは、最高 47km/h出しました。この数字が、全ルート中でマックスの記録となりました。

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3
見慣れた街が見えてきます。
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街中へと入って……
いや
飲み込まれていくんだな。
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6
さ、ラストスパートです。

※ ※ ※ ※ ※


到着!

 11:20 33.0km ゴール!

 所要時間 2時間 40分。平均速度 12.2km/hと、あいなりました。おつかれ!

※ ※ ※ ※ ※

 無事、ぷちツーリングも終わりました。よくやったと、自分を褒めておきましょう。
 ……。

 さあ、我らがフォルテのことです。
 いきなりですが今回、一番感じたことが、バッテリーです。コイツがキーになると感じました。

 いいですか、大人の皆さん。幼児用の三輪車を想像してください。
 この三輪車で、ツーリングしようよ! ……と言われて、できますか?
 おそらく、ムリなんじゃないかと思います。

 さて、どうしてでしょう? どこが、ムリなんでしょう?

 答えはペダリングです。
 あれは、もはや我々には、きつい――実際、まともに漕げないでしょう。だから、ムリなんです。

 では、その三輪車に、パワフルなガソリンエンジンを取り付けたらどうでしょうか?
 もちろん、エンジンコントロールは右手のアクセル操作です。
 今度は、少しは可能性が見えてきたのではないでしょうか? ……そういうことなんです。

 フォルテは、言ってみれば三輪車です。僕の日本人的体型、すなわち短い脚でも、いっつも膝を曲げっぱなしになる車体形状です。それでツーリング中、ペダリングに非常な苦痛を感じました。
 この車体は、残念ながら、ペダルによるロングツーリング向きではないのです。
 電動で自動的に動いて、初めて生きるものなのです。
 厳しいことですが、自動的に走ってくれるからこそ、乗っていられる自転車なのだと思います。

 で、バッテリーの話です。1個で走れる範囲内では、どうか。
 ツーリングと逆に、街中をちょこっと走る分には、これは最高の自転車である、ということです。法に厳しく縛られるスクーターなどに、けっして負けていません。

 旅が終了してから、荷物を全部下ろし、身軽になってから、街中に買い物に出掛けました。
 そしたら――!
 わがフォルテ、まるで檻から解き放たれた野生動物のように、びしばしとキレのいい走りっぷりをみせたのです。
 それは、バッテリー2個使いが、重量1個約 9.5kgが、どんなに負担になっていたかという証明でした。

 ゆえ、メーカーさんに求めたいのは、長寿命のバッテリーです。バッテリー1個で、10時間は平気で使えるようにしてほしいのです。(体重 60kgの僕が乗って、現状品は約 1時間が限界です。)
(あと、モータースピードは現状のままでいいです。あんまり速くしたら、ケーサツに目を付けられてしまう! >_< )
 2番目に、軽量化です。あと 10kgは、軽くしてほしい。それだけで全然違うでしょう。
 そうしたら、フォルテのこの形状は、街中から旅先まで全てをカバー出来うるという一大長所となり、フォルテを、最高に使える自転車、名車ならしめることになるのでは、と考えます。

 ま、僕があらためて言う内容でもなかったかな。
 メーカーさんには、当然のことでしょう。
 ですから、期待させて頂きまっせ〜!

※ ※ ※ ※ ※


あれ? これは……

 しかし……。
 ついさっきまで、僕、旅先の旅館におったんだよ? でも今、もう自宅にいる。
 この、変な感覚も、ぷちツーリングと言うものなんでしょうかね……。

 旅中で 夢をフォルテが 駆けめぐり

 なあんてな! ははは!

 ふと、ポケットに手を入れる。手が、何かに触れる。
「あれ……この感触は……?」
 とりだして見ると――ギャーーーッ!?
 旅館の部屋の鍵だーーーー! どっひぇぇぇぇ〜〜!

 ああっ!
 バッテリー2個で、両手がふさがっていたんだよ! 片手 10kgずつ!
 だからフロントで、渡しそこねた!(←なんじゃらほい!)

 いやホント、青くなって泡食って電話に飛びつきましたがな。へたすりゃ賠償問題です。
「すっすっす、す、すみませ〜〜ん!」
 そしたら、
「いいよいいよ」
 ……

 ああ、翌月曜日、ダッシュで速達で返却させて頂いたのでありました!

 それにしても、よくぞ走行中、ポケットから落ちないでくれたものよ! 神様仏様に感謝だー!

 皆さん!
 篭坊温泉近辺にお立ち寄りの際には、どうか「渓山荘」をよろしくご贔屓にィ〜〜!
 入浴だけでもOKです! 800円!

 どうもありがとうございました!

現在の僕の、ぷちツーレベル……

フルモードで約 21km。(僕の体重約 60kgとしての、データ)
アシストモードで約 28km。(体重+2個目バッテリ=約 70kgのときのデータ)

そして、旅を終えて出した総合判断が、「フォルテはフルモード」。

ちょっとカッコ悪いけど、2個使いで、フルモードで約 42km。これが、今の僕の精一杯。

 


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