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住宅用燃料電池

 


● 承前(「住宅の分野」における燃料電池とは?)


 さて、続きですよ、気を引き締めて下さい……。(笑い)

 燃料電池の占い、ということで、まず「自家電力源」から実用化されるだろうとお話ししましたが。これにはシナリオがあるのです。

 皆様のお宅では、ガスは何をご使用していらっしゃいますか? パイプラインから供給される都市ガスでしょうか? 配管に難のある住宅であれば、「プロパンガス」もいまだ現役ですね。(事実、私の住居も「プロパンガス」です。)

 なんでガスの話をしているのでしょう? しかも「プロパンガス」まで持ち出したりして……。

 お気づきですか?
 つまりこれがシナリオでして、イメージはなんとなくご想像いただけると思います。
「プロパンガス」のような按配で、「水素ボンベ」が使われるのです。すなわち住宅こそ、燃料電池を真っ先に導入しやすい、ということなのです。


● はあ、そうですか


「ふーん……」
「へー……」
「すごいっすね……」
「よかったです……」

 あはは……正直、おもしろくないようですね?
『なんで住宅の話なんぞ聞かされんとならんのじゃあ』てところでしょうか?(ヤオ注:^^;)
 まあ、もう少しだけお付き合いください。
 乗物用燃料電池のお話は、このちょい後でいたします。今はもうちょっとだけご容赦を!

 ……
 燃料電池の副産物として、可逆変化時の熱がありますが、これをうまく利用できれば、そうとう面白いことになります。
 私の地元・秋田であれば、この熱量を暖房や融雪に使えば良いではないか! とすぐ思います。
 実はこれこそ、今回ご教授下さった先生が意図されていたことでした。可逆変化の副産物を福音としたい。だから、まず「自家電力源(自家発電→電力&熱量&水)」という話をしたのです。
 無論、現状では燃料電池一つで家電の全てを賄えるとは思っていません。ですが、補佐役は十分務まるでしょう。
 ……

 なにはさておき、これをお話ししておきたかったのです。




 イヨッ! 原田サン名調子! ほれぼれするよな構想です。
 とまあ、遊びは抜きにして、そうですね、「プロパンガスボンベ」と「水素ボンベ」、よくぞ並べて見せてくだすったものです。ただの想像ですが、両者、よく似ていると思いますね。



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