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2次電池の取扱い

 


2.二次電池と上手にお付き合いするには?

(続き)
 ではまとめです。二次電池とのお付き合いの仕方を語ります。ただし、「ニカド」は横におきまして……。

1)ニッケル水素「 Ni-MH 」の場合
 メモリー効果の自己修復効果が期待できます。充放電のサイクルを超えない程度、充放電を数回繰り返すと「メモリー効果がリセット出来そう」です。
 メモリー効果リセットを狙うか、それとも、充放電回数を増やしたくないので我慢するか、これは皆さんの考え次第です。

2)リチウムイオン「 Li-ion 」の場合
「メモリー効果無し」との判断に基づき、知らずやってしまう充放電のその回数に気をつけましょう。
「電動自転車で20数キロメートル走行した。メモリー効果の心配も無い。今日一日がんばった。さぁフル充電しよう!」……だけでは落とし穴に嵌ります。

3) 二次電池全般に言える事
・並列接続しないことです。電力 Ah を稼ごうと思って、2個用意して並列につないでも、残念ながら1+1=2になりません。お互いが、相手方を充電しようと作用してしまうからです。
・リサイクルにご協力を! ここに集う常連さんなら「常識」でしょうが、リサイクルボックスに処分せずに、家庭ゴミとして流出(?)されると、色々な方々に迷惑がかかりますよ!
・二次電池の特性に、「公称電圧をキープしながら、空になる直前で、一気に電圧が落ちる」という性質があります。ある意味、ねばり強い。(笑)
 一次電池は「一気に落ちる」のではなく、「だらだらと落ちる」ので、残量は把握しやすいのですが、二次電池は「滝流し」状態(笑)で、ガクンと落ちます。
 このあたりは、皆さん経験しておりませんか?
(ヤオ注:そう言や、電気無くなったら、フォルテ、ガクンと動かなくなるなあ……)

         ※

 最初に述べたことの繰返しですが、二次電池について全く残念なのが、規格化されなかった、ということです。
 特定のメーカーがお客様を縛りつけ『純正バッテリーでなければ使えませんよ』とのたまう。
 繰言ですが、これはユーザーにとって困ったことなのです。
 私としては、全てが右にならえ! でも構わないと思うのです。何とか規格化出来ないものか、メーカーさんには期待するばかりです。


●次回の予告です。

『3.これからの電池はどうなるかを占う』

 〆切は年内と言うことでお許しください。それから、あくまでも「占い」ですので、この点はご了解下さいませ。
 では、どうもありがとうございました。次回をお楽しみに!



 二次電池のそのさまざまな形状、能力は、さまざまな製品の技術発展のために言わば好き勝手に変更される……という事実は、ある程度仕方がないことだと思っていましたよ。とにかく、技術の発展速度はすごいからなぁ。あっという間に、その二次電池は古くさい物になってしまうわけだ。
 思い切って一次電池みたいに、それこそ大から極小まで規格化したら、案外いいことがあるかもしれないっすね。
 日本から発信された国際規格って、あんまり無いような気がするから、やってみてもいいかもしんない。

 というわけで二次電池はこれでひとまず終了! うわははっ、お疲れ様でした! 次回はついにアノ電池が登場する……ハズ!? どうぞお楽しみに!


 ちょっと原田さんについて……。

 彼は現在秋田市において、家電における商法のあり方を変えてやろうと奮闘しておられる人物です。

 彼の営業は、チラシ(本物の紙の。メールではありません)をくばることから始まります……。
 ところが昨今の社会事情(「架空債権」「振込めサギ」など)により、まったく時期が悪いと言いうか、どうも最初は警戒されてしまうそうです。

 もう口コミが営業ツール。 「あの人ならば大丈夫だ。安心して任せられる」こう言ってもらえるよう、一度もらった仕事は全力でこなし、信用を勝ち取るとのことです。
(その代わり、失敗のときの悪い口コミは「10倍速」だそう。どこもキビシイ世界ですね。)

『わかった。あなたは今時珍しいタイプだな。よし、我が家の電気製品は、全てあなたに預けるので、良い物を選んで欲しい。その代わり、あなたが請求書を踏み倒されたら、わたしが無料であなたを救済する。』
 ↑中にはこんな仏様のようなお客様もいる。(とのことですが、これはひとえに彼の仕事ぶりの成果でしょう)

はらた:『どうも、近くまで来ましたのでご挨拶でも、と』(於 秋田弁)
  客:『はい、どうぞ。美味しいせんべいがあるのでお茶でも一緒に』(於 秋田弁)
 気が付いたら3時間! 高齢者の淋しい独り言をお聞きするのも、立派な仕事。
 ↑こんなこともあったそうです。

「お金にはならないけど、大切なコネと、ビジネスヒントをもらった」と彼は言います。

 こんなこともあったそうです。↓

 ある高齢のお客様(女性)のご自宅の、天井吊下げ照明器具が故障してしまった。下見したところ、リベット打ちにて分解云々などと修理するよりも、これはもう買った方がずっと安い。
 そこで、ホームセンターから家電量販店まで走り回り、部品を調達。無事、作業を終了させた。
 で、取り付けと仕入原価・手数料込みで、\7,000-を請求して、ひとまず落着したそうです。

 さて、後日のこと。
 そのお年寄りの息子さん(と言っても定年間近)が、この親に大説教をくらわしたそうです!

 息子さんが、自分の母親を叱責した理由は、
『一体、どういう金銭感覚です! あの人だって生活がかっているんですよ。故障内容を調べて、修理を試みて、結局安い物を探し回って解決してくれた。いったいどれだけの時間と金が掛ったのか、少しは考えたらどうです! 7000円なんて、安すぎる。あの人を飢えさすつもりですか?』(於 秋田弁)

 そんなことがあって、すったもんだのすえ、\9,000-で決着したそうです。

 安すぎて怒られた……。

 事情を聞いたから理由は分ります。
 彼の地では、出張見積だけで、\6,000-が相場なんです。(秋田商法?)
 そんな中で、上記の金額ですからね。

 彼は自分の商売のスタイルを貫く、と言っています。もうこっちは、がんばれ、と思うのみです。

 ご近所さんが、ガッコ(タクアンのこと)を持ってきて、茶話会をする。
 原田社長は、千葉県の友人からもらった落花生を持ちだす。

「これも大切な仕事の一部です」

 とのことです。

家電相談処・はらた
 秋田市にお住まいのアナタ! アナタはそれだけでもラッキーなんですよ! 家電でお困りのアナタ、何買ったらいいか判断つかないアナタ、お気軽にお問い合わせください! ホント親身になって相談に乗ってくれますよ!

 ではでは!



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