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コーヒーブレーク・3

 


 ところで「理論上、メモリー効果が無いはずの」リチウムイオンに、メモリー効果はある、と主張される方がいらっしゃいます。
「そりゃ mA の世界で言えば、メモリー効果はあるのでしょう?」
 実際、「確かにメモリー効果としか思えない」体験をされた方は多いと感じます。

 実は、あるんです。
 いえ、有り得ません。
 メーカーさんによっても、言い分は異なるようです。一種のミステリーですね。

 この件に関する私の推論は、こうです。
「メモリー効果と、充放電のサイクル(回数)を混同しているのでは?」
 リチウムイオンであれば、メモリー効果は発生しない。→だから毎日フル充電しても構わないのだ! →だから、一日が終わったら、携帯電話を普通に充電器に乗せる。←ここです! 

 充放電の回数をうっかりして、それを「メモリー効果」と勘違いしてはいないでしょうか?

 メーカにより公称値が異なりますが、リチウムイオンの充放電は 300〜500回くらいです。つまり携帯電話を毎日充電していると、ちょうど一年くらいで寿命を全うすることになります。
 寿命のせいで、どんどん弱っていく……。一見、確かに、持ち時間がどんどん短くなっていくように見えますよね?
 これを皆さん、「メモリー効果」のせい、と思っているのではないでしょうか?

 ……どうでしょうか、身に覚えは御座いませんか?



 ございます。携帯とかムービーカメラとか、いつの間にか可動時間が短くなっていたもんなー。
 そのときは上のような詳細は知らなかったけど、寿命だったわけだ。
 これ、かえって電気少し知ってる人の方が、「メモリー効果」だと勘違いしていそうだね。(´w`)



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