● 力任せの大団円少しはめを外してしまいましたが、「夢」だった、ということでお許しを。(笑い) さて、ホントに最後ですね。どうまとめましょうか? また昔の話ですが、首都圏在職時、液晶画面の研究・開発部門にいた人間の発言を紹介します。 『液晶大画面? しかもカラーだ? 無理だよ。まぁ、できても640×400ドットが限界だろう』 その当時、携帯ゲーム器や、自動車の計器パネルに液晶が使われておりましたが、皆様のご記憶の通り、小画面のしかも白黒画面の物しかありえませんでした。まじめに「カラー」や「大画面」を口にする者は、このように笑われたものです。 しかし現在、こんな否定的な発言があったならば、その発言者の正気を逆に疑いますでしょう。『現実が、どんどんSFを追い越している』のです。 「その『発言者』をなんか見下してるように思えるけど、当時の事情じゃ予測できなくて仕方なかったんじゃない?」 「自分はどうだったのさ?」 「カラー化や大画面化って、あなたが開発したわけじゃないんでしょ?」 はい、弁解致します。私の今の仕事は、最先端技術に取り残された「お客様」のヘルプです。デジタルデバイド(≒地域格差)では御座いません。ハイテクは余所様にお願いし、ローテクで商売をさせていただいております。この点で言えば、私は、傍観者に過ぎないでしょう。 つまり、そういう立場に自ら身を置いた、ということであり、今まで述べてきた事は、それゆえの「占い」だったということです。 「燃料電池」 「水素ボンベ(カートリッジ)」 「自家発電→オール電化の家」 「可逆変化時の熱量の利用」 「電力の無線供給」 …… 今回いろいろと「占い」を披露しました。どうでしたでしょうか? 「……」 そうですね。単純に技術発展の予想を述べておしまいでもよかったのです、が。 ついでで結構です。「占い」が予測する未来が実現すれば、そのため置き去りにされてしまう別の面にも関心を寄せて頂きたいのです。 このページをご覧の皆様が関心を持っていらっしゃる電動自転車で言えば。 例えば「電力の無線供給」で、「あの夢」のようなことが実現されたら、もう「自転車の概念」すらなくなってしまいそうです。(ヤオ注:そうだね) それでいいのでしょうか? いいのです! ……でも。 どこか寂しいですね? いいえ! アナログレコード盤とプレーヤーに目覚めた若人がいます。思い出がいっぱいつまったラジオを大事にされている方もいらっしゃいます。電動自転車で言えば、(バッテリーをはじめとする科学技術の発展は手放しで望まれることですが、)同時に、自転車趣味として、しっかりとその位置をキープしますでしょう。 そしてそこが、私のフィールドなのです。 ※ ※ ※ 最後に、謝辞を。「管理人さん」。『リチウムイオンの薀蓄』というオファーにも拘わらず、暴走してしまいました。ご海容下さいませ。 そして『読者様』。このような原稿にお付き合い下さった事に、心から感謝申し上げます。もし、この原稿を喜んでくださった方がお一人でもいらっしゃるのであれば、それだけで幸福です。 それでは、またご縁があったらお逢い致しましょう! ありがとうございました。 家電相談処・はらた |
原田社長、お疲れ様でした!
今回は原稿の執筆ありがとうございました。
同級生の依頼とはいえ、仕事で忙しい中、タダで、よくやってくれたと感謝の念でいっぱいです。
単純に未知の世界を教えてもらっただけではなく、今後の行く末をも示された内容で、これは一読者として望外の喜びとなりました。重ねてお礼申し上げます。
大変だったでしょうが、これにこりずに (^^;) また機会がございましたら、ゼヒともお願いしますね!
どうもありがとうございました。
ちょっと原田さんについて……。
彼は現在秋田市において、家電における商法のあり方を変えてやろうと奮闘しておられる人物です。
※ ※ ※
会社を立ち上げて間もない頃。
ある日、敬虔なクリスチャンとして知られた方が、修理依頼に訪れたそうです。
携えてきた物は、故障してしまったソニー製のCDラジカセ。
これを、元通りに直してほしい、とのこと。
見てみると、もうだいぶ古い('87年製!)品物です。いくら再生が得意な“家電相談処・はらた”でも、これははっきり、買い換えた方がいいと思われるほどの壊れっぷりだったそうです。
『ダメもとで、何とかなりませんか?』
よくよく事情を聞くと、なんでも、友の形見分けでもらった品物だとおっしゃる。
思い出がつまった、大切な品物なのだそうです。
これを聞いた原田社長、一発で請け負いました。
「これを請けずして、なにが“家電相談処・はらた”を名乗るか!」
さあ、それからが社長の面目躍如。凄まじい仕事ぶりが繰り広げられたのです。
壊れた部品を探すため、東京・名古屋・大阪のジャンク屋をまわる。
ネットオークションを監視する。
全国の友人知人に情報を求め……。
半年という時間をかけ……。
それこそ、プロフェッショナルとしての、ありとあらゆる手を尽くして……。
……それでも!
完全修理は、出来なかったそうです……。
(ヤオ注:つまり、ほとんど直しのけた、ということです)
「修理が出来なかったのだから、お金なんか請求できるか!」
(……僕から見たらコイツ、ほとんど偏屈職人がんこジジイですな。^^;)
でも、お客様は違った。おだやかに、かつ毅然としておっしゃったそうです。
『然るべき、常識的な金額請求をして頂きたい。無料なんて、そんな馬鹿な話しはありません。この次にお願いできないではありませんか! この様な古い製品に魂を吹き込んで下さった貴方の誠意! 感動しております。どうか請求書を発行して下さい!』
(えらいね、このクリスチャン。タダだったら、僕なんかラッキーと思うだけだよ。(^^)
)
(そういや、この「バッテリー」の原稿はタダだった! ラッキー♪)
会社を立ち上げて、心理的にあがいていた時代のことです。
原田社長、「私でもなにがしか、世の人のために役に立てるんだ」と、お客様に逆に自信をプレゼントされた、とのことです。
(こんな積み重ねがあって、今じゃ、お客の大切な物を預かれるという信頼・信用をかちとってます。(^^)
)
(というわけで! 笑い。(^^) )
“家電相談処・はらた”
秋田市にお住まいのアナタ! アナタはそれだけでもラッキーなんですよ! 家電でお困りのアナタ、何買ったらいいか判断つかないアナタ、お気軽にお問い合わせください! ホント親身になって相談に乗ってくれますよ!
ではでは!